PreqinのPE/VCレポートに寄稿しました

Masahiko Homma
3 min readNov 23, 2020

グローバルのオルタナティブ投資のデータプラットフォームであるPreqin社から、

PREQIN MARKETS IN FOCUS: ”PRIVATE EQUITY & VENTURE CAPITAL IN JAPAN’S TRANSITIONING ECONOMY”というレポートが出ました。

日本のPEファンドとVCファンドの近況やポテンシャルがカバーされています。

私も、レポートの中で、シリコンバレーやアジアの投資環境との比較の点から、日本のテックセクターのスタートアップ・VCの魅力について、書きました。

1. 世界的に高い評価の基礎研究と研究者の存在
2. 厚みの深い B2B/SaaS 市場
3. 政府主導で進む規制緩和
4. コンスタントなエグジット環境
5. 政治・経済的に安定した社会

実際に、この1年程、日本のテックセクターの投資ファンド、日本のVCファンドとして、海外の機関投資家と話をしてきました。

彼らと話をすると、日本の国内のテックのスタートアップ企業やVCが、こんな成長しているなんて知らなかった、もっと業界や市場について勉強したい、もっと教えて欲しい、という声が多いです。情報開示やコミュニケーションの不足を痛感します。

特に、米中の地政学的な要因、コロナの経済的損失の少なさ、マザーズ市場の安定感、といった観点から、中国一辺倒から、日本のテックセクターへの投資を見直している投資家層がいます。

もっと海外の機関投資家に、日本のテックセクターやスタートアップのポテンシャルを伝え、もっと多くの資金を日本のベンチャーに投資をしてもらいたいし、もっと大きなスケールのベンチャーを生み出していきたいですね。

According to the Preqin’s report, ”Indeed, international investors have taken note of the potential value to be unlocked. Japan-focused PEVC assets under management have registered average annual growth of 12% since the end of 2010 — hitting a record high at the end of 2019. Despite COVID-19 headwinds, this trend looks set to continue with fundraising activity accelerating in H1 2020 and on track to top previous years”

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Masahiko Homma

Founder and General Partner of Incubate Fund インキュベイトファンド 代表パートナー www.incubatefund.com 過去ブログは→ https://corepeople.typepad.jp/